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2005年12月 アーカイブ

2005年12月 2日

頭上の蝿か蚊

この2,3日の間,当サイトの掲示板「KenKen-GO!GO! Board」でSPAM投稿が後を絶たない.
新規投稿有無の確認のために掲示板を開かなくても良いようにEメールで投稿通知が入るようにしてある.
十数分間隔で英文のEメールが一度に連続で5,6通入っている.SPAM投稿が入っていることが分かれば即刻削除している.
SPAMの内容は,ドラッグ関係や贋物ブランド品の闇販売などである.
「Crusing Jammer Man」はYahoo!にも登録されているし,アクセス数もそこそこある.手前味噌だがKenji Jammerに関する資料的記述は当代随一であると自負している.
しかし,本店はパーソナルよろず趣味サイトなので全く大した事は無い.トップへの純アクセス数は日に10件あるかなしかぐらいだと思う.
ましてや掲示板を見てくれている人は,その中でも一握りどころか一つまみのごくごく一部である.
はっきり言ってターゲットとしては間違っている.ちゃんとリサーチして欲しいものである.全くもって大迷惑である.一方的な広告のためのEメールであるSPAMメールを迷惑メールと訳したのは名訳である.
最初は,こまめに削除してやれば管理が行き届いていると思って諦めるだろうと思っていたが,どうやらロボット投稿のリストに入っているようで,削除しても数時間後にはまた投稿されている.
まるでいくら追い払っても寄ってくる蝿か蚊である.
とは言ってもSPAMMERを蝿叩きで叩いたり,蚊取線香を焚いたりするわけにはいかないので,当面の対処としてバッファページの設置とリンクではなくボタンフォームによる掲示板への移動でSPAM防止を図っている.
かつては違う目的で掲示板表紙ページを設置していたのだが,投稿も減ったし私自身種々雑多なサイトの掲示板に書きまくるようなこともしなくなり訪問者が減ったので,トップページから掲示板CGIに直接リンクを張っていた.

掲示板をご覧頂いている方々には,間違っても埋め込まれているリンクをクリックせぬように十分注意していただきたい.

2005年12月 6日

誇大妄想

なんとなくCREAM REUNIONのCDをかけながら,手慰みにギターをペラペラと弾いていた.
いわゆるカウチ・ジャマーである.
そのうち少々熱くなってきたのでオーディオのヴォリュームを上げて,ギターをアンプに繋いで弾いていた.
コピーするつもりなど全く無い.
「SUNSHINE OF YOUR LOVE」のギターソロ.
何も考えずに無の状態で指の動くのに任せていたら,終盤にわずか2小節分ほどだけではあるがCLAPTON師匠とそっくりそのままのフレーズを弾いていたことに気付いて自分で驚いた.
それほど聴き込んではいないのでソロのフレーズなど全然覚えていない(1967年のオリジナル・スタジオ盤のソロはもちろん憶えている).
無意識に起きた現象だったので,一瞬だけ“神”が降臨したのかと思った.しばし放心状態である.
考えてみれば,偶然とは言え,必然性は十分ある.キーとスケールと展開のパターンが決まっているからその周辺にしか行きようがないのである.

学生時代にスタジオで何も決めずにジャムった時に覚えた高揚感を思い出した.

2005年12月10日

コーヒー入りコーラ発売へ

【ニューヨーク7日共同】米清涼飲料大手コカ・コーラは7日、コーヒーを混ぜ、甘さを抑えた「コカ・コーラ ブラック」を来年1月から発売すると発表した。若者だけでなく、甘いものを控えている大人にもコカ・コーラを浸透させるのが狙い。
新製品は炭酸入りでカロリーを抑えたコーヒー風味で、来年1月にフランスで先行発売し、その後全世界で売り出す予定。
(共同通信) - 12月8日8時18分更新

なにやら面白そうな商品である.最近,外出時に街角や駅などで水分補給のために清涼飲料水を求めようと思うと,美味しくないのは分かっていて緑茶飲料かブラックの缶コーヒーに手が伸びてしまう.
何がそうさせるのかというと過剰に甘いものが多いからである.甘いとどうしても後口が悪くなるので,口直しが要らないものを求めてしまう.
最近,缶コーヒーでも糖質70%カットという商品も出ているが,それでもまだ甘すぎる.
以前「CafeO(カフェオ)」という無糖の缶入りのカフェオレがあって,職場に設置された自販機に入っていたせいもあって好んで飲んでいた.
最近A社のWという商品で似たようなのが出て,最初は悪くないと思っていたが舌が慣れたせいで美味しいと思えなくなってしまった.
つくづく,コーヒーというのは困った嗜好品である.

さて,日本人一般には好まれないようだが,私はティー・ソーダが好きである.
ティー・ソーダといってもあまりピンと来ないかもしれないが,端的にいうと紅茶の炭酸飲料である.
LIPTONから発売されていたが,ごく短期間ですぐに廃れてしまった.
だから,今回のコーヒー風味のコーラには,興味がある.
低級なコーヒーでも炭酸の刺激で隠されてしまって良いのではないだろうか.
フランス先行発売というのが,どういう意図があるのか分からないが,フランスやイタリアは深煎り豆を好む土地である.

アメリカンのようにがぶ飲みするのではなく,デミタスやエスプレッソなど比較的少量のコーヒーを楽しむ土地柄であることに意味があるように感じられる.

2005年12月14日

天邪鬼

チャー先生の新作である.

山田耕筰の童謡「あかとんぼ」はあるし,クレージーキャッツの「スーダラ節」はあるし,はっきり言って曲はバラバラ.
しかし,統一感を抱くキーワードがある.

それはノスタルジーだろう.

先行シングルである「Piano」はまるで絵日記のような曲である.
ジャケットの子供の頃の写真,ちょうどピアノを始めた頃なのだろう.
中ジャケには御母堂と写った写真.
数年前に戸越銀座の竹中医院を見に行ったときにちょうど家に入って行かれたのを見かけたのがまさにその方だったのだと思う.

2005年12月20日

お揃い

リットーミュージック刊Guitar Magazineは,毎月ミュージシャン以外の有名人にギターのことを語ってもらうページがあるが,
2006年1月号には,“ぐっさん”こと山口智充氏が登場していた.
雨上がり決死隊の宮迫氏とのフォーク(風)デュオ“くず”でレコード歌手としての側面も持っているのはご存じの通りである.
私は彼の出演しているTV番組を好んで観ているわけではないので気付かなかったのだが,Guitar Magazineを見て初めて分かったのが,
彼が所有しているアコースティックギターがYAMAHAのFG-300Dで,私が15歳で初めて買ったギターと同じものだったのである.
気が付けば,かれこれ20年である.
fg.jpg
ぐっさんもかなり物持ちが良いと見受ける.
サイト本体にも書いているので,お読みになった方もいらっしゃると思うが,安物だがコストパフォーマンスに優れたギターで10年以上弾き込んでいるとかなり音が良くなってきたのである.
弾いていて,カッタウェイのエレアコが欲しくなって何度も買い換えようかと思ったが,このGuitar Magazineの記事を読んで,手放さなくて良かったと改めて思っている次第である.

2005年12月24日

お国訛りの不思議さ

少し前から,東京の女子高生の間でインチキ方言が流行っていると話題になっている.
他愛のないことで結構だと思う.
ところがインチキ,いや,真似事に過ぎないので,アクセントやイントネーションによる真の面白さまでは作り出せない.
方言,いや,お国訛りで面白いところは音便化に伴うリダクションである.
タモリ氏や武田鉄矢氏が博多弁で「ととと」や「すすす」で済むことがあると昔からテレビ番組でよく言っている.
大阪弁で類する面白い語感で同様に昔からよく言われているのが,茶色い大型のムク犬を目の前にしているシチュエーションがある.
A:「なーなー,あの犬,チャウチャウちゃう?」(ねえねえ,あの犬,チャウチャウと違う?)
B:「え~?チャウチャウちゃうんちゃう?」(え~?チャウチャウとは違うんじゃない?)
これはよく聞く話だと思うが,私が今,押したいのはナ行繰り返し語である.
「なんなん」「ねんねん」「のんのん」である.残念ながら(~)「にんにん」「ぬんぬん」は無い.
「にんにん」は忍者ハットリくんにお任せする.

シチュエーションとしての用例は,自動車数台で男女混合でスキーに行ったとする.
夜中に出発して夜明け前に目的地に到着し,仮眠を取ろうかというときに出てくるだろう.
男女が同じ車内で眠ることに多少差し障りがあったとして,グループ内の車で人が移動する.
窓ガラスをノックしたのに車内の者が気付いて「何なん,乗んのん?」
車外の者は「寝んねん」という具合である.
すなわち,
「なんなん」は「何なん?」(何なの?)
「ねんねん」は「寝るねん」の音便化で「寝るんだよ」
「のんのん」は同様に「乗るのん?」の音便化で「乗るの?」

「~ねん」は「~だよ」の意味の接尾語でこれを入れるとナ行の動詞が俄然面白くなる.
関西以外の方々,次のフレーズ,どういうシチュエーションか一度考えてみてもらいたい.
なんにんぬんねん
(ヒント:うんざりして絶叫してみると理解できるかも)

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