なんとなくCREAM REUNIONのCDをかけながら,手慰みにギターをペラペラと弾いていた.
いわゆるカウチ・ジャマーである.
そのうち少々熱くなってきたのでオーディオのヴォリュームを上げて,ギターをアンプに繋いで弾いていた.
コピーするつもりなど全く無い.
「SUNSHINE OF YOUR LOVE」のギターソロ.
何も考えずに無の状態で指の動くのに任せていたら,終盤にわずか2小節分ほどだけではあるがCLAPTON師匠とそっくりそのままのフレーズを弾いていたことに気付いて自分で驚いた.
それほど聴き込んではいないのでソロのフレーズなど全然覚えていない(1967年のオリジナル・スタジオ盤のソロはもちろん憶えている).
無意識に起きた現象だったので,一瞬だけ“神”が降臨したのかと思った.しばし放心状態である.
考えてみれば,偶然とは言え,必然性は十分ある.キーとスケールと展開のパターンが決まっているからその周辺にしか行きようがないのである.
学生時代にスタジオで何も決めずにジャムった時に覚えた高揚感を思い出した.