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2007年10月 アーカイブ

2007年10月 1日

ネクタイ着用

今年の夏は暑かった.ちょうど職場でも今年から夏季のネクタイ・上着無しが認められるようになった.
いわゆるCool Bizである.これには7月1日から9月30日という期間が定められていた.
この後は分からないが,取り敢えずは平年並の気温に落ち着き,10月の声を聞くと急激に涼しくなったので,逆に上着がないと肌寒いくらいなので,ネクタイ・上着着用でも別に苦にはならない.
とはいうものの,この間1ヶ月に1回くらいの割合でネクタイを締めることがあったものの,やはり首周りが窮屈に感じる.
ワイシャツの襟が固定されるので首の可動範囲が限られてしまう.
これからまた毎日帰り道にネクタイを緩めて首をブリブリまわして鳴らすことになるのだろう.

帰りがけに上着を忘れかけた.

FENCE OF DEFENSE / GREAT FREAKERS BEST

GREAT FREAKERS BEST
FENCE OF DEFENSEのレコードデビュー20周年記念の2枚組ベストアルバムである.
ロゴがデビュー当初の細身のROMAN体文字であるのがうれしい.
ベストアルバム自体は10年ほど前にEPIC/SONYを離れた際に一度発表されているが,今回は,レーベルを超越した選曲となっている.
個人的なお気に入りの曲は選曲から外れている.具体的には「TRUE FACE」「CHAIN REACTION」「ROCK DESERT」等であるが,まあ,それは致し方ない.
最近よくありがちなベスト盤同様,新録音曲が収録されており,私のようなアルバム全作所有しているようなファンをも動かすようなことになっている.
リメイク曲よりも,私が食指を動かされたのは,シングルのカップリング曲である.
カップリング曲を含めたオリジナルアルバム未収録曲は,
「BACK TO EDGE」「STAY OR GO」「BEGINNINGS」「薔薇のダイヤを胸に」「DESPERATION」
である.
前二曲はライブビデオ作品『2235 ZERO GENERATION -完結篇-』にも収録されているので楽曲自体はよく知っている.
「薔薇の・・・」は,活動再開後のライブアルバムの付録(?)DVDに収録されているので聴いたことはある.
しかし,「BEGINNINGS」「DESPERATION」は,ほぼ初めて聴いたような気がする.
なので,これら5曲のスタジオ録音を聴いたことがなく,リメイク曲も合わせて全8曲分が事実上新たに聴けたことになり,それなりに値打ちがあったように思う.

曲の並びはアルバムの時系列によっているが,1枚目の1曲目が「STRANGE BLUE」から始まるのが文字通り奇妙(STRANGE)に感じた.
印象としては,2枚目ラストが新録の「FATHIA」ということもあって奥行きのあるリヴァーブの利いたスネアドラム一発から始まる「FATHIA」のほうがふさわしいと思ったが,ライナーノーツにFODとして最初にできあがった曲が「STRANGE BLUE」と記されているのを読み,そういうことならそうあるべきなのかと納得した.

先にビデオクリップ集や『live digitagram』がDVD-Videoで復刻されているが,『2235 ZERO GENERATION -完結篇-』が未復刻である.
これを含めて旧譜全作のリマスターによる復刻が実現するほど,このベスト盤に対する反響があればよいのだが.

VOW WOW / THE VOX

vox1.jpgvox2.jpg

オリジナルのフルレングス・アルバム6枚分と、そしてライブ盤とミニアルバム『REVIVE』,未公開映像DVD-Videoの全9枚組のボックスセットである.
復刻CDは以前にも書いたようにマスタリングが今ひとつと聞いていたので購入するつもりはなかったが,こういうものを出されると手が出てしまう.
『VOW WOW LIVE』は当時,同音源の拡張盤としてCDで『HARD ROCK NIGHT』がリリースされたので,音源的に初CD化といってもさほどの値打ちはないが,『REVIVE』は出回った絶対数が少なかったのか稀少盤でアナログ盤の入手も困難である.
ひととおりの紙ジャケ化だけではなく,READING FESTIVALやNEW CASTLEの映像までつけられては….
しかし,プラケース9枚分ならスリムタイプでもそれなりの大きさになるが,紙ジャケットと聞いていた割にはやたら大きなケースだと思ったら,写真をご覧いただけばわかるように12cmディスクが占めるのは半分以下である.
半分以上を占めているのは特典のTシャツ.はっきり言ってこんなものは要らない.広げることすらもったいなくて着るなどもってのほかである.
収納スペースを食うだけである.
そんな愚痴はさておき,昨年の復刻CDに比べて質が格段によくなっているのではないだろうか.ジャケットが丁寧に再現してある.
『VOW WOW III』『V』のプレス・エンボス加工,そして,『VOW WOW LIVE』のスリット加工を施した二重ジャケットである.
しかもキャップではなく,本当にLPと同じように帯にして,リリース当時のキャッチコピーそのままである.
(LPでは『VOW WOW LIVE』を4thと数えたため『V』に5thアルバムと表示されていた)
旧来から所有しているLPと見比べるのが楽しい.
以前に紹介した,Ann Lewisの『HEAVY MOON』とは比べものにならないほどの手の込みようである.
とりあえずは,映像部分だけは観たが,なにしろヴォリュームがある.音声ソフトの鑑賞は追々である.

2007年10月 6日

やっぱりダメだ

Eric Claptonの作品群の中でどの辺りが最も良いかと問われた場合には,まず,DEREK & THE DOMINOSと答えるだろう.
ギタリスト然とした,BLUES BREAKERSからCREAMももちろん良いのだが,歌うことに目覚めた1stソロからDOMINOSが最もバランスが良いように思うのだ.
彼の私生活の上では最もでたらめな時期だったかもしれないのだが.

さて,DEREK & THE DOMINOSの唯一のスタジオ録音作品『LAYLA AND OTHER ASSORTED LOVE SONGS』であるが,この作品も初めて聴いてから20年くらいになると思う.
ロック史に残るロングセラーを誇る名盤であることは誰も異存はないと思う.私も大好きな作品の一つである.生まれ年に発表された作品であるということも多少は影響しているかもしれない.
しかし,聴いた回数は比較的少ないかもしれない.
同じDOMINOSの『LIVE AT FILMORE』はかなり前からメモリプレーヤーでよく聴いていたのだが,『LAYLA』は,これまでポータブルCDプレーヤーで持ち歩いたり,メモリプレーヤーに入れたことがなかった.
これが珍しく,私の涙腺を弛める数少ない作品だからである.
ちょっとした気まぐれにリッピングしてメモリプレーヤーに入れて勤め帰りに聴いてみたらもうダメである.
まさか電車内で泣きはしないが,そんな雰囲気の中で聴いてはいけない,いたたまれない心境になった.

やっぱりこの作品は,自室でイヤフォンでなくスピーカーから直に出てくる音を受け止めて,じっと腰を据えて聴くべきであると改めて思ったのである.

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