トーニングシューズ
アメリカでは,Reebok社の「EASYTONE」,Skechers社の「SHAPE-UPS」などが虚偽広告ということでメーカーは罰金を支払い,返金にも応じているという.
日本では相変わらずTVCMが流れている.
かくいう私もつい最近,ウォーキング用と通勤用にトーニングシューズを二足購入した.
ずっとレディスしか店頭に並んでいたなかったものがようやくメンズが見られるようになったためである.
しかし,私自身はだまされたとも思っていないが,確かに減量や体脂肪減少などのシェイプアップ効果については怪しいのかもしれない.
古来,一本歯下駄というものがある.普通は二枚の下駄の歯を一枚として非常にバランスがとりにくくしてある.
ふくらはぎに常に負荷がかかるようになって,よほど関節に問題を抱えていない限り,悪い作用はあまり考えられない.
数年前に,右股関節の痛みと右足底腱膜症が同時に起こったがスクワットと通勤電車内で体重を掛ける脚を左から右に変えることで治った.
トーニングシューズはわざと不安定に作ってあるので常にふくらはぎに力が入り,筋肉が弱るのを防いでくれるはずである.
まさか,普段の生活で一本歯下駄を履くわけにはいかないので,これはよいと思ったのである.
そのほかにも気のせいかもしれないが,背筋が伸びるような感じがあるのと,歩くときの蹴り出しが飛ぶように感じる.
まあ,広告の謳い文句と私の期待する効果が似て非なるものなので何の問題もないのである.
問題といえば,誇大広告,虚偽広告のレッテルを貼られてまたもや決して悪いものではないのに商品が消えてしまって継続使用できなくなることである.