TalkMaster Slim
4年前に紹介した,TalkMaster-IIの新型である.(実際に購入したのは白ではなく黒)
4年間以上使っていて特に不自由や不満は感じていなかったのだが,職場の落語仲間に冗談交じりに,使用サポートつきで5000円で買わないかと持ちかけたら,ちょうど使っていたWalkmanが故障して修理が5000円くらいかかりそうだということでうまく乗ってくれたので買い換えることにした.
相変わらず,一流メーカー製の同等機能を持ったものは出てきていない.
三洋製でAM/FMラジオつきICレコーダーはあるが,タイマープログラムは5件までしかない.
IIとSlimでは,初代とIIほどの使用感の違いはない.ちょっと痒いところに手が届くようになった程度の進歩である.
例えば,内蔵メモリとSDカード相互のコピーがPCを経由せずにできたり,逆にタイマー録音プログラムがPCで編集可能であったりということである.
操作感は,やや回りくどくなった印象が否めないが,誤操作でファイルを削除してしまったりすることがないようにとの配慮であろう.
目に見えにくいところでの仕様アップは録音時のサンプリングレートである.
96kbps以下で11kHzだったものが32kHzになっている.128kbps以上ではCD並みの44.1kHzである.
IIだけ使っていたら気にならないところだったが,一旦使ってしまうと分解能が細かいので滑らかで聴きやすい.
ナイターオフシーズンはタイマー録音して聞く番組が増えてしまい,電車やビル内ではAMラジオの受信が困難なので家に置きっ放しにしなければならないので,再生レジュームと早送り/早戻し機能のついたメモリプレーヤーが別に欲しくなってきたところである.