気に障る単語
最近,休日のETC搭載車の高速道路通行料金1000円や,盆休みの渋滞,駿河湾での地震による東名高速道路の通行止めなどに関連して,よく耳にした言葉で気になることがあった.
ニュースなどの報道番組で一般道のことを指して“下道(したみち)”と称していたことである.
我々が世間話で下道というの表現を使うのはわかる.百歩譲ってバラエティやトーク番組でもさほどの違和感はない.自分でも実際使う.
しかし,NHKニュースでも下道と言っているのである.
標準語とはなにかと調べてみると,NHKのアナウンサーが話す言葉と説明されていることも多い.
しかし,下道は俗語で正しい言葉とは言えないのではないだろうか.
たまたま,高速道路は都市部で高架になっていることが多いので上下のように思うだけのことであって,都市部以外を通っている部分については地面の上に道路が建設されている.
さすがに道路交通情報で下道といっていないのでそれだけが救いかもしれない.交通情報が言ってしまったら世も末である.