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ちりとてちん:その二

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私の勤務先の所在地は天満橋である.連続テレビ小説「ちりとてちん」の舞台は天満界隈である.
すなわち近所である.勤務先が入居しているビルの玄関や大川のほとりもよく使われている.

普段,ドラマもあまり視ないのでロケ地には興味はほとんどないのだが,なじみのあるところだとやはり気になる.
そんななかで,ここはどこかと興味を惹かれたのが,たびたび劇中に登場するこの細い橋である.
幅は普通自動車が通行すればいっぱいになってしまう程度.完全に生活道路のレベルである.
主人公,喜代美の徒然亭一門への年明けからの正式な入門を控え,喜代美が恋心を抱く兄弟子,草々と銭湯へ向かうときに二人が並んで歩く後ろ姿と大阪
城と電車が夜空に浮かぶ画が印象的だった.
それ以来,この橋はどこかと地図を広げて大阪城と電車道との位置関係を探した.
それ以降も心情を印象的に描く場面でこの橋が効果的に使われている.
おおよその見当がつき,たまたま仕事が早く終えられたときに行ってみることにした.
仕事が終わってからであるし,しかも冬至の日だったのですっかり日が暮れてしまっていた.
ちょうど,大川が西に向かって大きく流れを変え,寝屋川と合流するあたりに架かるこの橋である.
橋は北西から南東に向かって架かっており,橋の上から北に向けば,正面に国道1号線が走る桜宮橋(銀橋)が見え,左手に桜の通り抜けで有名な造幣局がある.
反対の南に向けば,黒くそびえ立つ大林ビルが正面に位置している.

西から東に向かって歩くと,ライトアップされた大阪城が浮かび上がり,京阪電車が横切る.橋そのものも欄干に照明が埋め込まれていてなかなか雰囲気があり,ドラマの演出上の効果で選ばれたことが納得できた.

阪神淡路大震災は素っ飛ばされてしまった.
避難所の慰問落語会か何かをネタに,エピソードを作ると予想していたのだが,大ハズレだった.

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2007年12月22日 19:45に投稿されたエントリーのページです。

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