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ミスタードーナツが高級路線

ミスタードーナツが高級路線 1個250円の商品も

何をいまさらという印象を受ける.
私の幼い頃には近所のダイエー系スーパーの一角にミスタードーナツがあったのだが,かなり高価だった覚えがある.
30年近く前で300円前後の価格帯ではなかっただろうか.しかも美味しかった.ミスタードーナツで買ってもらうことは最高の贅沢だった.
ところが,ここ15年ほど,飲茶風メニューを始めたり,ファスト・フード路線を打ち出してから急激に味が落ちたように思っていた.
ドーナツの生地がベーキングパウダー丸出しのパスパスのエグ味しか印象に残らなかった.
そういう印象が植付けられて遠ざかっていたら,いつぞやの禁止保存料使用事件や衛生上の問題が発覚したのである.
完全に見限っていた.少々,差別的な表現だが,「雑巾屋風情が外食産業に手を広げるとこういう事になる」と思っていた.

昔に帰って,また,あの贅沢なドーナツを味わわせてほしいものである.

ニュース本文
2006年09月16日09時50分 asahi.com
 ミスタードーナツが都市部にある店舗の高級化を進めている。多店舗化を急ぐ外資系コーヒーチェーンへの対抗策として、来店客がゆったりできる「カフェ風」に改装する。メニューでも100円前後の定番ドーナツだけでなく、高価格ドーナツを加える検討も始めた。

 ミスタードーナツは全国に1303店舗を展開。71年に開店した大阪・箕面の1号店以来、店づくりの考え方は変わっていない。売上高の6割をテークアウトが占めるため、店内でゆったりと飲食するには、十分な広さが確保できていなかった。

 新しい店舗では、従来の赤と黄色を基調とした外装をやめ、内装でも木目調や白などを基調にして高級感を出す。幅の広いいすのほか、テーブル間を広げる。既に都市部を中心に12店舗を改装。今後も新しいタイプの店舗を増やす計画だ。

 また、約50種類あるドーナツの価格は、一部パイなどを除いて100円前後。改装した店舗では、材料や作り方にこだわった250円程度の高級ドーナツもメニューに加える検討もしている。 ミスタードーナツを運営するダスキンの伊東英幸社長は「時代や地域に応じて店も変えなければならない」と話している。

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しましま:

元・ドーナツ店員としてはこの記事を非常に興味深く読ませていただきました。

そういえば今までも、夏はスタバのフラペチーノのようなメニューを提供したり、
カフェオレをメニューに加えるなど
シアトル系コーヒー店のまねっこみないなことはやってましたね。

私が働いていた7年間の間、ラッキーカードのキャンペーンや
100円セールの回数が年々増えて行ってました。
これって結局、ミスドの「ブランドイメージ」というものをを考えたら逆効果だったのでは?
と考えちゃいます。
ドーナツを購入する動機がドーナツが食べたいから、じゃなくて
カードがもらえるから、100円だから、という人が多くなってしまった気がします・・・。

ところでドーナツって、創業当時は高価だったんですねー・・・知りませんでした^^;

おいしくなるのならば、高くなるのも歓迎です。

モスも高いけど、おいしいので許せます。
(でも、以前からあるメニューのなかで、昔より味が落ちているように感じるものがあります)
いろいろ新しいメニューもあっていいのですが、全部試すのは…(笑)。

果たして、どんなドーナツが登場するのでしょうか?

>しましまさん
そういえば,結構長い事ドーナツ店員をされていたんですよね.
私の知人のなかではドーナツと言えばしましまさんでした.
私が小さい頃には,ハニーディップやフレンチクルーラーが200円代後半だったと思うんですよ.
だから,原点回帰ですよ.

>ともにゃんさん
ヘンに裾野を広げようとなんかしないで“お高くとまって”くれていた方が良いんですよ.
高校生くらいの頃ってジャンクフード食べたい年頃じゃないですか.
その昔,ロッテリアのリブサンドが美味しかったんですが,最近復刻されたので食べてみたら全く美味しくない.
当時の材料で作ったら採算ベースに乗らないという事もあるかも知れません.

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2006年9月17日 18:43に投稿されたエントリーのページです。

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