ここ最近はずっとカメラ雑誌を買う気にはなれなかったのだが,この見出しに惹かれて何年かぶりにアサヒカメラ誌を買った.
ニコンの銀塩カメラ・ラインナップ縮小(事実上の撤退)を受けた記事である.
赤城耕一氏と神立尚紀氏の対談で始まる.
こうなってしまうと,思い切って買っておいたほうが良いレンズがあるのかも知れない.
対談記事の中で薦められていたのはどれもズームではなく,単焦点系レンズである.
35mmF1.4S,50mmF1.4S,マイクロニッコール55mmF2.8S,24mmF2Sである.
一方,私がニコンの一眼レフ・カメラを初めて買ったときから,ずっと思い続けているのがPCニッコール28mmである.
このレンズは,結構早々に生産完了してしまっており,中古市場にもなかなか出てこないレンズであるが,35mmフィルム・カメラでアオリができる変わり種である.
ボディは,やはりFM3Aは欲しいところであるが,それともNewFM2/Tだろうか.あれもこれもとなると資金が問題である.
他にも今号は興味をそそる記事がそろっていた.
「チタンカメラの誘惑」,私の所有しているものにもチタンボディがある.F3/Tである.
ま,残念ながら初期生産タイプのチタンカラーではなくブラックボディで金属部表面が梨地である以外には通常のF3HPと何らルックスに変わりはないが.
「ニコンD200で始まるMFの復権」もデジタルカメラの記事でありながら,MFユーザーとしては,なかなか興味深い記事であった.
先日も書いたのだが,デジタル一眼が普及機レベルで1200万画素となって実売価格がかなりこなれてこない限りは,デジタルカメラには手は出さないだろう.