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愛の悪魔

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昨年後半は,聖飢魔IIが地球デビュー20周年の再集結ということで,ミサツアーのどの会場も満杯ですぐにチケット完売だったそうである.

勤め帰りに中古レコード店をのぞくと聖飢魔II解散後エース清水元長官がデビューしたユニットface to ace(相棒は元GRASS VALLEYの本田くらげ)のビデオクリップと中野サンプラザでのライヴを収録したDVD-Video『notescape』があったので購入した.
エース元長官といえば,聖飢魔II信者の中でも女性信者の人気を“愛の悪魔”として集めていた.
各構成員の発生日(誕生日)には信者は何かをするというものがあったが,エース・デイには,女性信者は好きな男性に自分のパンツを贈るということだった.

1stアルバムの『FACE TO FACE』は発表とほぼ同時に入手しているが,このようなビデオ作品があったのは知らなかった.
音楽性は聖飢魔IIとうってかわって,都会的で洗練されたポップで退廃的ですらあるAORやダンスナンバーが中心である.
ライヴパートは,聖飢魔II時代に個悪魔活動として発表した『TIME AXIS』の収録曲も演奏されていた.
ギターを持たずにハンドマイクで身軽に踊りながら歌うACEというのも意外だった.
エース清水のソロライヴではインカムでギターを持たずに踊っていたことは知っていたが,face to aceの音楽性は,まんま『TIME AXIS』の延長上にある.
聖飢魔IIの音楽性はHR/HMなので,ナチュラルトーンのカッティングは聴くことはできなかったが,ギターソロは紛れもなくエース清水のそれである.

元聖飢魔IIの構成員,ルーク篁,雷電湯澤は対極のにある暑苦しいハードロックをCANTAでやっている.
CANTAもface to aceもデビュー作はメジャーレーベルから発表したが,現在はインディーレーベルから作品を発表し続けている.
インターネットの普及も手伝って,さまざまなコストを省いて聴きたい者だけが聴ければ良いという,良い時代が来ているのかも知れない.

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2006年1月23日 19:23に投稿されたエントリーのページです。

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