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TM NETWORK : FANKS "FANTASY" DYNA-MIX

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TM NETWORKの1986年よみうりランドイーストでのライブビデオである.
私が好きだった頃のTM NETWORKである.
LPが2800円,CDが3200円のときにこのVHSソフトが9800円だった.当時高校生だったので到底買えない.
当然,レンタルレコードやレンタルビデオ店のお世話になるわけだが,周囲の級友にもTM NETWORKを知っていたものは居なかった.
すなわち,レンタルビデオ店にも置かれていない.したがって,ビデオクリップ番組で一部を観ることができただけにとどまっていた.
これが阪急三番街の中古レコード市でVHSが1000円だったので購入した.実に20年越しである.
現在,DVD-Videoでも復刻されているが,新品で買ってまでは観たくない.

一般にはこの1年後からヒットチャートをにぎわして世間に認知されていくわけであるが私の中では3rdアルバム『GORILLA』,つまり,ここがピークである.
ここまでが実験的な音作りをしていて面白かったのである.時代の前を走っていたのである.が,4thを最後に聴かなくなった.
コンピュータを駆使したいわゆる“同期モノ”は,URBAN DANCEやGRASS VALEYなどがあったがシングルチャートに食い込む結果を得たのはTM NETWORKだけである.
しかし,90年代初頭,NWOBHMもLAメタルのブームが終わっているのにもかかわらずハードロック的な作品を出したこともあり,
私の好きなギタリストの一人,BRAD GILLISも録音に参加していたが「愚にもつかないものに参加して…」と聴く気すら全く起こらなかった.
この辺で小室哲哉が時代に追い抜かれてしまったのが露呈したように思える.

このライブではサポートミュージシャンが,白田朗(K),松本孝弘(G),西村麻聡(B),山田亘(D).いわばFENCE OF DEFENSEのリズムセクションとB'zのギターである.
本来はFENCE OF DEFENSE丸抱えだったはずだが,北島健二がセッションワークで超多忙だったために松本孝弘が代わりに入ったという経緯はずいぶん前に書いたことがある.
これを買うかどうか,かなり逡巡したが,当時を思い出して,また,未だにFENCE OF DEFENSEも好きであるし,ということで買うことにした.
20年ぶりに観たわけだが,西村麻聡のベースがイイ.FENCE OF DEFENSEでの演奏よりも立っているのではないかと思うほどである.
FENCE OF DEFENSEでのステージのようにスタンドマイクに縛られないので動きも大きい.
残念ながら,サポートなのであまり目立たないし,ビデオの編集上,映っているカットは少ない.山田亘に至っては全く映っていない.
しかし,山田のドラミングもタイトでデカイ.音だけでも十分である.
このツアーのエピソードとしては,西村麻聡はFENCE OF DEFENSEのリードヴォーカリストでもあるので,
「歌わせろ」とリハーサルの時には,宇都宮隆を追い回していたそうである.

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コメント (0)

ともにゃん:

わ~、懐かしい♪

友人にダビングしてもらったものを持っていました。
(しまい込んでしまったので、探さないと…)

私は、TMは『Self Control』まで好きですね。
ライヴには東京ドーム(前座がFOD)まで行きましたが…。
ファンクラブも入ってたなぁ…(苦笑)。

マットシ先生のほうがウツより歌は上手ですから(笑)。「歌わせろ」って言うのも納得かな。嫌がるのも納得ですけど(苦笑)。

久しぶりにとっても見たくなってしまいました。
こりゃ、押入れを捜索しないといけないかな(笑)。

KenGO!:

雑誌の読者アンケートで『Self Control』がリリースされた後の好きな収録曲人気投票の結果を見て「違う!」と思い始めました.
先行してシングルリリースされた「All Right, All Night」がファンキーで好きだったんですが,最下位だったんです.
一位は「Self Control」.どういうことか明らかですよね.
“FANKS”っていうのはFUNK,PUNK,FANSの合成造語ということで,ファンカデリックの要素があるが故に気に入ってたのに….
「Come on Let's Dance」での佐橋佳幸のギターカッティングが最高に格好良かった.
ライヴヴァージョンでのマットシのスラップベースもイカし(死語)てます.
“FANKS!”ロゴのTシャツは「FANKS! BANG THE GONG」ライヴ会場で買って気に入って着てました(笑).
残念ながらその時にはベースは日詰"ドクトル"昭一郎に交代してましたけど.

押し入れから見つからなくてもDVD-Videoは2415円です.当時の約1/4の価格ですわ.

フジヒロ:

いつぞやはどうも。

私もTMというとこの頃がピークですね。
というか、「Come on Let's Dance」で聴き始めたんですが(笑)。
TMの存在自体はデビュー時にNHKの「レッツゴーヤング」に「1974」で出演してたので知ってたんですけどね(この時のドラムは山田ワタル)。

このビデオ、私も当時は買えませんでしたね。高くて。
数年後に廉価版が出た時に購入しました。
その時は既にTMはどうでもよくってFOD目当てでした。

そうそう「Come on Let's Dance」のギターですが。
あのカッティングは佐橋佳幸じゃなくて清水信之ですよ。
私もこのギターパートは大好きで、よく一緒に弾いたもんです。

KenGO!:

いやいや,ど~も~.お加減いかがでしょうか?

「Come on Let's Dance」のギターってノブさんでしたっけ?
12インチにノブさんと佐橋くん二人の名前がクレジットされていたので,ノブさんが「You Can Dance」だとばかり思ってましたよ.
たぶん佐橋くんの方が複雑なカッティングをやるだろうと思ってたんですが逆だったんですね.私もまだまだですな.
何はともあれ,あのリズムギターはカッチョイイということでひとつ(笑).

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2005年10月22日 19:18に投稿されたエントリーのページです。

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