« 苗字と姓 | メイン | ダイエット »

“改革”の結果がどう現れるか

『逆説の日本史 第9巻 戦国野望編』文庫版P423L13~P426L5に,今回の総選挙での小泉純一郎の勝因(重ねて言うが自民党の勝利ではないと思っている)と民主党の敗因が既に書かれていた.
4年前の週刊誌の連載がハードカバー単行本を経て文庫版として出版されたその数ヵ月後に総選挙の結果として現れるこの符合に驚いている.
引用するには長いので,是非,実際に読んでいただきたい.
既に4年前にこのことを指摘していた井沢元彦氏,何もできなかった民主党,派閥を有名無実にして国民を動かした小泉純一郎氏.
実際には,指摘として書かれている内容は目新しいものではない.その事実を動かした者と動かせなかった者の差である.そしてイメージ戦略.
小泉氏が信長に心酔するようになったのは,いつ頃からかは知らないが,もし,ここ10年以内ならば井沢氏の影響だろうか.
しかも,戦国武将としてではなく改革断行者として,であるので本物であろう.戦国武将としてなら単なるファンである.
本当に改革が進んでいるのかという疑問は,ひとまず置く.そして,早々の比叡山焼討ち(公明党の与党からの切捨て)を期待している.
この『逆説の日本史』シリーズ本筋は“逆説”なので日本史エンタテイメントとして楽しく読んでいるのがいいと思うが,現代との対比が非常に的を射ており,本当に興味深い.
時間とともに,この“逆説”が“通説”になっていくのも痛快である.

小泉氏が織田信長に心酔するようになったのは,学生の頃からで,最近の愛読書は「信長の棺」であるとあちこちで書かれておりますね.
情報収集に対する努力不足でした.

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://kenkengogo.s15.xrea.com/x/mt5/mt-tb.cgi/137

コメント (0)

ともにゃん:

比叡山の焼討ちは、しないほうが得策だと思いますよ。

傍においておいて、何もさせないっていうのがいいんじゃないでしょうか(笑)。
余裕なんですから、公明党がいなくても。
それでも連立組んでいるっていうね。

いわゆるひとつの、「蛇の生殺し」ってやつです(笑)。

KenGO!:

私がもっともおそれているのは,「人権擁護法案」です.
ゴシップ・マスコミの活動を制限するのは悪いことでないですが,この法案は明らかに行き過ぎ.
疑わしきは有無を言わさず即刻家宅捜索までされてしまうってどういうこと?
名誉会長が週刊誌に書かれることを嫌っていることが明らかです.
しかも,自民党も山拓のおっさんの例もあるので,通ってしまうような気が….
だから,早く鬱陶しがって切り捨てることが国民のためにはイイ.
しょうもないことしか取り上げずに劣情ばかり煽っているマスコミですが,御用機関よりは,あるいは無いよりは良いわけです.

ともにゃん:

『人権擁護法案』存じておりますよ、その恐ろしさもね。

公明党に関しては、この法案をどうするってのは不可能だと思います。
放っておいても平気だと思いますよ。

放っておけないのは、自民党の中の推進派です。
特に古賀誠。このおっちゃんが、推進派の筆頭です。
コイツをなんとかしないと。

反対派の平沼赳夫氏が、郵政反対で自民党を出されてしまうでしょうから、かなりピンチです。
望みは、安倍晋三だけでしょうか…。

この法案は、名誉会長だけでないんですよ、某朝鮮総連とか同和関係とか…(以下略)ね。
とにかく、危険な連中にはプラスになる法案ですから。

コメントを投稿

About

2005年9月16日 19:47に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「苗字と姓」です。

次の投稿は「ダイエット」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Creative Commons License
このブログは、次のライセンスで保護されています。 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.