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自然災害への備え

言い尽くされているが,今年は本当に自然災害が多い.
次々に襲来する台風,火山噴火,そして今も強い余震が続く新潟県中越地震.
幸い,私の住んでいる地域は,どれについても直接的な被害が出ていない.
しかし,いつこうした自然災害に襲われるともかぎらない.
特に今懸念されているのが,東海~南海地震である.
しかも,過去の地震記録を見ると,東海地震と南海地震が同時発生したり,わずかの期間で連続的に発生したりすることが多い.
東海~東南海~南海地震が同時発生すると,関東~九州の太平洋側が全て被災地になる.
兵庫県南部地震による阪神・淡路大震災以降,日頃から非常持ち出し袋に懐中電灯や非常食などを用意しておくようにと言われているが,今回の新潟県中越地震で非常持ち出し袋が役立ちましたという被災者の声は聞いたことがない.最大約10万人の被災者の方々が避難したというのにである.準備した人が一割いれば一万人のはずであるのに.
そして,役立っていれば非常持ち出し袋の有効性が証明されたことになる.
局地的な災害であれば,兵庫県南部地震や新潟県中越地震の例でも3日程度で救援物資がほぼ行き渡り,周辺地域から救援に駆けつけることも出来る.
運良く身体は無事で,それまでの3日程度をしのげるのであれば,非常持ち出し袋も十分役立つと言える.
しかし,東海~南海地震が発生した場合には,被災地が前述のように広域となる.このときどこから救援が来るのだろうか.3日どころでは済むまい.
災害報道を見ながら考えているが,まだ結論は出せていない.
どなたか良いアイディアはないものだろうか.

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2004年11月10日 15:05に投稿されたエントリーのページです。

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