掘り起こし音源からなるクリームの「カラフルクリーム+29」が発表になったので早速購入して,聴いていた.
かつて,レコード評のようなもので,「クリームのレコードはモノラルに限る」というような主旨の文章を読んだことがある.
実際,筆者はアナログ盤でクリームのオリジナル作品は全て揃えているが,後になって発売されたステレオver.である.
ステレオのミキシングしか聴いたことがなかったが,今回,モノラルver.も収録されている.
なるほど,モノラルのほうがしっくり来る.
ステレオver.は,もともとモノラル録音の音源をパートごとに左右に振ってあるだけなので不自然きわまりない音像構成である.
コンパクトディスクというメディアを以てモノラルというのはもったいないような気はするが,やはり録音技術に出力も合わせてやるべきであると改めて思った.
というのも,筆者が1983~1985年を境にそれ以前の作品は全てアナログ盤で揃えることにしているのもそういったことを論拠にしているからである.
もちろん,未発表曲やテイクが収録されてコンパクトディスクでリリースされたらそれは致し方ないが.
クリームのアルバムも出来ることなら,モノラル録音のLPを見つけたいものである.
コメント (1)
トラックバック、どうもありがとう。
デラックスエディションのリリースラッシュもさることながら、
最近ではCD/SACDのハイブリッド仕様盤にも
はまっております(笑)。
SACD専用プレイヤーは所有していないので、
盤本来の高性能は発揮できていないのでありますが、
通常仕様のCDとして再生しても明らかに音が違いますので、
これはこれでまた新しい評価が生まれてきそうな予感がしております。
ま、聴き慣れた音に対して「好き嫌い」の意見は分かれると思いますが(苦笑)。
投稿者: じみへん | 2004年12月12日 18:06
日時: 2004年12月12日 18:06