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2004年5月 アーカイブ

2004年5月25日

初夏ともなれば

熱い珈琲よりも冷たい飲み物の方が好ましくなってくるわけだが,ちょっと前から,今年も水出し珈琲を楽しんでいる.

言うまでもなく,私独特のターキッシュ・ダッチとでも言うべき抽出法で,夜に1時間くらい冷蔵庫内で浸出後,濾してまた冷蔵庫内で保存.
翌朝,朝食後に冷たい珈琲をいただく.慌ただしい朝にはこれがベター.

だいたい毎日煎り豆で20gずつ消費していって200gを10日前後で使い切る.まあまあなペースだろう.
これが,また不思議なことに,その店で喫んでもさっぱり旨くもなく,むしろ最低のコーヒーが出てくるのに,家庭で淹れるには,珈琲豆の自家焙煎販売を専門にやっている店ではなくて,
ドトールや珈琲館といったコーヒースタンド・チェーンで買う煎豆で淹れる方が旨いという,なんとも矛盾した結果が得られている.
それでも最低,200gで1000円は掛けるべきで,今のところのお薦めはドトールの“有機ガテマラ”.

2004年5月31日

20年の「刻をこえて」

「機動戦士Zガンダム」が富野由悠季監督のもと,
映画化が進んでいて2005年公開でファーストガンダム同様3部作となるとか.
TVアニメの放映が開始されたのが1985年1月.
良くも悪くもシリーズ化のきっかけになってしまった作品.
当時は,物語の複雑さ難解さから不評だったものの,ここ数年で再評価がなされているのは小耳に挟んでいたが,
まさか,劇場映画として俎上にあがるとは.

“シャアが敵役ではなく主人公の後見的役割”,“地球連邦軍内の内紛と終盤に陥る三すくみ状態”,
“初登場の姿が黒かったRX-178ガンダムMk-II”,“航空機形態に変形するMSZ-006Zガンダム”,
“主人公の人格崩壊で迎える結末”
等々,初作にまして,さらに勧善懲悪の色が薄まり,
複雑な展開で裏切られた思いを抱いた当時のファースト・ファンが多かったように思うが,
大人になった今,通して観てみると,実は「Z」のテーマは“リビドー”と“カルマ”に集約されていたように思う.
私は,富野監督作品あるいは宇宙世紀の時間軸に則って作られた作品しか観ないことにしている.

音楽ファンとして,今,主題歌の「Z・刻をこえて」「水の星より愛を込めて」を聴き返してみると,
新鮮で情緒に訴えかけてくるものがあると感じている.ノスタルジーもあるかもしれない.
しかし,歯切れのよいリズムギターやベースライン,ホーンアレンジを聴くと
ステロタイプ化されたアニメソングではないことは確か.
鮎川麻弥は,いまいずこ?
森口博子は,アイドル歌手としては歌がうますぎて売れなかったんじゃないだろうか.

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