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2002年10月 アーカイブ

2002年10月 3日

結局プチ整形だな

サドルをキャストに換えたら当然ながらルックスがやや変わった.
プレスに比べたら剛性が格段に高いから音も変わった.
アタックがコンコンという感じで少し硬い音.
換える前がちょっと甘めのトーンだったからちょうどいいような気もする.
シングルのストラト,特にリアPUの音はブライトな方が好みということもあるし.
サステインも少し伸びたかな.
全体的な印象はアメスタに近くなったかも.

何でも“水出し”

 ここ最近,我が家でブームになっているのが水出しである.珈琲はもちろん,紅茶,烏龍茶,緑茶まで水出しにするのである.

 珈琲の水出しに関しては,以前にもここで紹介した「ウォーターカフェ」に端を発しているが,
その他も応用してみると,渋味が少なく非常にすっきりして,旨味はよく出ているのである.
緑茶は,ビジネス煎茶などのような安物の場合,熱湯で出すと,渋味だけでなくエグ味も出てしまって飲めないのだが,
水出しにすると,高級な茶葉で湯の温度に気を遣って丁寧に淹れたお茶と遜色ない物が楽しめる
(これは言い過ぎとしても“悪い”ものが“悪くない”ものに変わるのだから十分にお得感は味わえる.)

 雑味成分が出ないので,商品の等級を下げることが可能になるのも利点といえる.
これは家庭用レベルのことであるのだが,最近ずっと珈琲豆は「特選ブルーマウンテン・マイルド・ブレンド」を購入していたところを
安価(約半額)な「ホリデー・ロイヤル・ブレンド」で十分においしい珈琲が楽しめるのである.
また,何年か前に“ミュンヒ”のマスターとも意見が一致したことがあるのだが,
一般的認識では,「水出し珈琲というのは,下の下の低等級豆を使うときにやむなく行う方法で,決して高級な豆を使ってするものではない.」のであるが,
私もマスターも,「高級な豆ならば,良い味も等級に伴って高級なのだから,雑味は極力出さないようにすべきじゃないのか.良い味のエッセンスのみが抽出できればベスト.」と考えていた.
この考えが,一般の喫茶店業界には受け入れ難いらしいのである.「高級な豆を水出しなんかに使うなど,何事か.」と.

 実際には,トータルで考えると,水出しにした場合,非常に手間がかかるのであるが,湯で淹れた時と違って冷める前に喫まなければいけないという強迫観念がないので気分的にゆったりでき,
しかも温度が低いために味の劣化と香りの逃げる速度が鈍り,賞味限界が延びる利点がある.

 いずれも熱くして喫みたいときには,電子レンジでほどほどに加熱するか,湯煎にするとよい.
直火にかけて沸騰させてしまうと折角の香りが飛んでしまうだけでなく酸化も促進されるので注意が必要である.

2002年10月18日

まるで時限装置

 昨今,資源のリサイクルや製品の長寿命化が,うるさく言われている.

 しかし,メーカーの態度は宣伝等で言われているような耳に心地のよいこととはほど遠いように思われて仕方がない.
例えばビデオデッキ,経験がおありなのではないだろうか,購入から1年を過ぎたビデオデッキで,
テープがデッキ内部に巻き付いて取り出しができなくなったということが.

 ビデオの再生・録画の際には,アームがテープを引っ張り出してヘッドに巻き付けるような格好になるのだが,少し古くなると取り出しの際に
テープをカセット内に戻せなくなってしまうにもかかわらず,一方では無理矢理カセットを排出しようと動作するから,せっかくのテープも台無しである.

 原因は何種類かあり,一つは,潤滑油の劣化あるいは部品の摩滅ですべりが悪くなって駆動しなくなること.
もう一つはプラスチック製の駆動プーリーが収縮のために割れて動力が伝達されなくなってしまうこと.

 どちらにせよ,映りは悪くなっていないのに修理に出すと,ヘッドまで交換されて,部品代と工賃合わせて2万円ほどもかかってしまう.
しかし,この二原因とも自分で修理が可能と来ているので余計に腹が立つ.
特に2つ目の故障要因など,部品自体は数百円のはずである.
ところが電器店で部品注文しても,全体がユニット化されているので単体では売れないと言うのだ.
プーリーの割れ方を見るとどう考えてもそういう収縮するような素材を使うべきではない場所に使われているのだ.
経年変化で必ず全体の機能に支障をきたす部品である.換言すれば時間が経つと必ず決まった場所で故障する時限装置のようなものである.

 実は私は自分で使い古しのギターの弦を焼き鈍してこの修理をやってしまって,更にヘッドの摩滅で映らなくなるまで3年ほど使い続けたのである.

消費者に製品の回収費用を負担させるくらいなら,その前にもっとまともに使い続けられる商品を生産して欲しいものである.

2002年10月23日

不思議なことに

何で今までこのアーティストを聴かなかったのか?と自分でも後悔しきりとなるのが
次から次から湧いてくるわけだが,今回は,ホントに何を今さらなマーカス ミラー.

『M2』と『Ozell Tapes From World Tour』

スラップの音色としては,フェンダーのジャズ・ベースを使っていて硬質でかなり好きなタイプである.
硬質と言っても過度にブライトなわけではなく,低音は,ばっちりズンと効いてる.

どちらも好きだが,プレシジョン・ベースを使ったディスコ系のルイス ジョンソンと好対照でマーカスの方が硬派な感じがする.

ロックよりもファンク/フュージョン,しかもギターよりベースの割合が多くなってきたような気がする今日この頃.

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