このページをお読みの方々は,パソコンあるいは電卓とプッシュホンどちらを使う頻度が高いだろうか.
私は職業柄,パソコンのキーボードの右側にあるテン・キーで数値を手入力したり,電卓を使って計算することが比較的多い.
このような作業をする場合,大抵は右手を見ず,紙などに記された元データのみを見て入力することが多い.
いわゆるタッチ・タイピングをしているのである.
ということは手の感覚でキーの位置を覚えていて,数字を目で認識したら,即考えることなく指の運動に変換されるようになっているのである.
これと同じ感覚でプッシュホンを使って電話をかけようとするとどうなるか?
電卓とプッシュホンを見比べていただきたい.
電卓は左下から右方向に1,2,3,・・・と上に向かって数字が大きくなっていく.
電話機は左上から右方向に1,2,3,・・・と下に向かって数字が大きくなっていくのである.
もうお分かりだろう.電卓やPCのテン・キーで付いた手癖で電話をかけようとすると,例えば3を押すつもりが9を押してしまうことになるのである.
何度もやり直す破目に陥ってしまっている.特に最近は電話番号の桁数が増えており,非常にイライラするのである.
携帯電話の電卓機能も同じである.電卓と逆の並びでキーが配列されているので全く見当違いの計算をしてしまうのである.
だから,携帯電話の電卓機能は使ったことが無い.
私のような技術系の人間ですら,こうなのだから,経理等の仕事をされている方はもっと顕著なのではないだろうか.
どちらでも良いから,なんとかして統一していただきたいモノである.出来れば電卓に合わせるほうがベターだが.