浜離宮恩賜庭園見学の帰り,最寄り駅は新橋なので「カフェ・ド・ランブル」で珈琲を一服.
例によってカウンター席に陣取り,“カフェ・ノアール”をダブルで.
後から入ってきた客がカウンター席に座り,今までと少し変わったものを喫んでみたいと相談していた.
そのうち抽出温度にまで話が及んだ.
「ポットでは90℃くらい.細く滴下するので,さらに下がって豆に触れる時点では85~86℃くらい」
お分かりだろうか.UCCが推奨している90℃では温度が高すぎるのである.
ただし,高温が悪いわけではなく,苦味を強めたい場合には高温で抽出すればよい.
一元的な湯温ではなく,喫み方に応じた温度を選ぶのが肝要.
珈琲を淹れるのを見るだけでなく,様々なヒントを得ることが出来るのがカウンター席である.