ブログを更新しなかったからといって,ただ,暮らしていただけ,勤めに通っていただけで,何もそれらしいことをしていなかったわけではなく,一応は,従来どおりの趣味にも傾注はしていた.
そのうちのひとつ,白のST-314の改造を少々施した.
まずはトレモロユニットの交換である.
だいたい,以前にも書いたように,Eddie Van HalenやBrad Gillisが大好きでアームプレイに魅力を感じてストラトキャスターを持っていたわけで,オリジナルで取り付けられていたENDROX付6点支持のユニットに耐久性に不安があって,交換することにした.
弦間ピッチ10.5mmのシンクロナイズドトレモロをいろいろ調べて行き着いたのが,John Suhr by GOTOH 1055 である.
2点支持でスタッドを打ち込まなければならないので加工精度に自信がなく,店に出して取り付けてもらった.
通常のトレモロと違って,アームの取り付け部分が雄ねじでなく,逆に雌ねじが切ってあって,トレモロブロック内に折れ残るということがない.
したがってかなりアクションにかなり安心感ができたことになる.
次に交換したのが,ヘッド部のストリングガイドである.
トレモロブロックにENDROXがなくなってしまったのでヘッドでの弦の仕舞いが重要である.
もともとは,いわゆるカモメ形がついていたのをローラーストリングガイドに交換した.
後は糸巻き部分で巻き弦はいわゆるシーゲル巻き,プレーン弦は適切な巻き数で,チューニングの安定が図れることになった.
最後に,テンションスプリングのハンガーも交換した.安価な弦を選んで購入するので,弦テンションがよく変わり,そのたびにカウンターテンションを調整するので,ハンガーの木ねじが甘くなってきたし,調整はそれなりに面倒である.
そこで,Schaller製のTension Controllerを取り付けた.これでバックカバーを付けたまま,六角レンチ一本でスプリングテンションを調整できる.これは重宝である.
おまけで,MustangのDynamic Vibratoのベースプレートも交換した.かなり以前から,Mustangユーザーの間で,Fender Japan製のベースプレートはナイフエッジ部の穴が変形しやすいと指摘されていたので,ALLPARTS製に交換した.
"Fender"のロゴがないのがなんともさびしい限りであるが,某アニメ作品の影響でFender Japan製Mustangを購入された方は,使い込まないうちにまずはベースプレートを交換してオリジナル部品は温存しておくことをお勧めする.