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続・ICカード乗車券

以前にJR西日本のICカード乗車券,ICOCAの通勤定期券を買おうとしたものの,連絡定期券がなく断念したことを書いた.
6ヶ月定期なのでまだそのときの磁気定期券を使い続けているわけであるが,通常のICOCAをものは試しと購入した.
(正しくは購入ではなく,500円の保証金で借りているだけなのであるが)
実際に使用してみて初めて様々な問題に直面するものである.使ってみなければわからないことが多い.
それほど回数を使ったわけではないが,いくつか直面した問題を列記してみる.

○東京の山手線内にICOCAで入場して(JR東日本のSuicaとICOCAは相互使用ができる)品川駅窓口にてエクスプレスE予約の新幹線切符を出す際にその間の乗車券をICOCAにて精算したが,入場記録抹消あるいは出場記録書き込みが完了されず(窓口係員の操作ミス),その後,使えない状態になっていたことがわからなかった.

○乗車駅下車駅ともにJR(ICOCAエリア)の場合
・定期券区間内の乗車駅に定期券で入場して定期券区間外で下車する場合には,改札を通る前に精算機での精算が必要である.
・定期券区間外の乗車駅にICOCAで入場して定期券区間内で下車する場合,自動改札機で運賃精算できない.別途精算機にICOCAを挿入してから定期券を精算機に投入して精算された精算券で改札を通過しなければならない.

○乗車駅下車駅ともにPiTaPaエリアの場合
・定期券区間内の乗車駅に定期券で入場して定期券区間外で下車する場合には,通常の精算機による現金精算となる.
・定期券区間外の乗車駅にICOCAで入場して定期券区間内で下車はできない.自動精算機も受け付けないため,駅員にICOCAの入場記録を消してもらって手動で現金精算しなければならない.磁気乗車券の場合,乗車駅から定期区間が始まる駅までの切符を購入し,出場の時にはその切符と定期券二枚重ねにして自動改札に投入すれば切符のみ回収されて改札通過と同時に精算が完了している.

精算機で精算することぐらい当たり前と思われるかもしれないが,定期区間外のJR駅からICOCAで入場してJR/近鉄鶴橋駅の連絡改札を通る際には,磁気定期券を自動改札に投入してICカードをかざせば改札通過と同時に精算できるというのが先入観念としてあると,なぜ鶴橋駅では手間なく通れるのにICOCAエリア内でそれができないのかと思ってしまう.

問題は,私が無理に磁気定期券とICカードを併用しようとするから複雑になるのだが,これらの問題を解消しようとすると,前回の結びにも書いたがやはりICカード乗車券による連絡定期券が必要不可欠ではないだろうか.
そのためには,プリペイドが基本のICOCAに残高不足になっても自動引き落としできるSMART ICOCAがあるように,逆にポストペイが基本のPiTaPaにもプリペイド版を用意するべきである.

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2007年11月 5日 19:26に投稿されたエントリーのページです。

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