夏である.珈琲は水出しである.
今年もターキッシュ・ダッチ(我流なので正しい名称は分からない;低温浸出法)で珈琲を楽しみ始めた.
とりあえず,珈琲豆も比較的喫みやすいものが見つかったし,安定して美味しい珈琲ができると安心していたが,
舌が肥えてくるというのは恐ろしいもので,段々と雑味が目立つようになってきた.
(昼間,職場ではインスタントコーヒーで満足しているクセに困ったものである)
やっぱりこの豆も駄目なのかと思っていたが,あるとき,何も考えずに何となくドリップでホットを淹れてみたら美味しかった.
ということは,豆は悪くない.
少し考えてみた.
問題は抽出時間であろうと推察した.
冷蔵庫内で低温抽出するので少々長時間となっても良いだろうと,夜寝る前に豆を挽き,水を浸けておいて朝に濾すということをしていた.
初めのうちはそれで美味しく喫んでいた.しかし,前述の通りである.
そこで段階的に抽出時間を短くしてみた.
3時間:まだ駄目
1時間:良くなった
30分:もの足りず
45分:良い
やはり,低温抽出といえども長時間浸けっぱなしだと雑味が出てしまう.
45分~1時間程度がベストなようである.
こういうことは実践あるのみで,特にこの抽出法については我流なのでどの本にも記されていない.
完全にトライ&エラーである.
ただし,闇雲に試すのではなく原因を推測してつぶしていくことが肝要である.