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満員電車

 毎朝,土曜日や日曜日が出勤の日以外は多分に漏れず,満員電車に揺られている.
東京の中央線の列車はラッシュ時には,座席が跳ね上がる車両を導入することについて賛否が巻き起こったことがあった.
そういうことに対して反対意見を述べる人物に限って日常満員電車を利用しなければならない環境に置かれていないのである.
「座席を跳ね上げて定員を5%ばかり増やしたからってどうなのだ?その姑息な考えが気に入らない」などともっともらしい事をしたり顔で言うがそんな問題ではないのである.
そういう輩には身動きできない満員電車で座席の前で吊革につかまって背後からの圧迫に耐える辛さを味わってみろ,と声を大にして言いたい.
座っている人の膝に自分の脚が当たったり,場合によっては相手の膝を割って自分の膝が相手の股間に入ってしまうこともあって気まずいことこの上ない.膝頭を支点に逆向きに膝を曲げられるような格好になり,膝を痛めるかと思うこともしばしばである.
運良く座席に着くことができたらできたで,前に立っている人の塊が崩壊してくるというちょっとした恐怖に耐えねばならないし,立ち上がることすらできないこともある.

 その点,座席が跳ね上がると大多数の立ち客と限られた着座客という不均衡・不公平はもちろんなくなるし,車内での動きもスムーズになるので乗降も円滑に進むはずである.

 大阪ではせいぜい,京阪電車が通勤ラッシュ時には開閉するドアを増やす工夫がなされている程度だが,筆者はラッシュ時の座席は無用だと思う.
もちろん,脚の不自由な方もいるだろうから,全くなくしてしまえとは言わないが,ほぼ定着したと思われる,女性専用車両と同様の措置を取ったらどうかと思うのだが.

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2004年8月19日 18:41に投稿されたエントリーのページです。

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