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チャフを再評価する

 珈琲講座では,シルバースキン(チャフ)を取り除くように,と述べているが,果たして100%正しいのか?
という,自己疑問が頭をもたげてきた.
調べてみると現にチャフは,甘味の隠し味的な作用をすると主張する人が少なからずいる.
では,チャフ自体の抽出液はどうなのか?
漢方薬のような匂いのする非常に苦みの強い物だそうである.
ただし,チャフだけ集めるというのは非常に困難な作業である.比重が軽いので集めにくいのである.
500~800gの珈琲豆に1g程度の割合で存在する.一般に一杯分の珈琲豆10gが目安なので単純に50~80杯分に相当する.
家庭でそれだけ集めるとなると,かなりの期間を要するだろう.
その期間で酸化が進み,とんでもない味に変化していることだろう.
しかし,新鮮な豆を使うとチャフ入りのほうが深みがあり,
チャフを取り除かない方が珈琲として完成されたような印象があるという.
 新鮮な豆では,という条件が付くので,やはり,焙煎後時間の経った珈琲豆からはチャフは除去した方が無難であるという結論に至る.

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2003年12月17日 18:37に投稿されたエントリーのページです。

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