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家庭でダッチコーヒー

 かつて珈琲豆を調達していた,近所の「田代珈琲」では,
何ヶ月に一回か「いっとこセール」と称して安売りをするのだが,
今回は,カリタの“ウォーターカフェ”なる商品もアイスコーヒー用深煎り豆とセットで安く売っていたので,ものは試しと買ってみた.

 水出し(ダッチ)コーヒーで,仕組みはドリッパーを水没させるような感じで,水で2~3時間かけて抽出する.
 実際には便利かも知れないが,味が良い珈琲とはほど遠い物ができあがる結果が火を見るよりも明らかなので
普段は,市販の珈琲の器具などは,あまりお薦めしないが,これは自信を持ってお薦めできる.理屈というか基本的手法は私の抽出法と全く同じである.
高温抽出ではないので雑味も出ないし,珈琲は飲みたいけど暑い季節にはホットはさすがにどうも,ということもさすがの私にもある.
何よりも簡単である.
 普段の出し方では,粗挽きにするところを細挽きにする点が異なる.セット販売されていた深煎りのアイス用の豆を使わず,
普段から使っている中煎りのブレンド豆を使ったが,抽出温度が低いため香りも飛んでしまわず,抽出に長時間を要するにも関わらず後口も非常によい.
何千円,何万円もするコーヒーメーカーやエスプレッソマシンなどよりも,おそらく通常価格でも千円しないであろう,
この“ウォーターカフェ”のほうが格段においしい珈琲が楽しめる.

 もともとダッチコーヒーというのは,あまり良いとは言えない珈琲豆を使うものなのだが,それだけに雑味が非常に出にくい方法なのである.

 普通のスーパーマーケットの台所用品コーナーでも売っていると思われるので興味があれば是非お試しいただきたい.

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2002年6月23日 01:14に投稿されたエントリーのページです。

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